こんな方におすすめ
- 中途でのコンサルティングファームへの転職って厳しいの?
- コンサルティングファームに転職しても活躍できるのは、どんな人?
- コンサル転職を成功させるために、どうすればいいか知りたい!
こんな悩みを解決できる記事になっています!

本記事でご紹介する「コンサルティングファームのつらさ自体」を理解すれば、間違ったコンサル転職を防げます。
記事前半では「コンサル転職のつらさ」を、後半ではコンサルティングファームで活躍する人の特徴を解説します。また、最後に「転職を成功させる方法」をお伝えいたします!
そもそもコンサルの仕事内容とは
コンサルタントの主な仕事は、組織の課題解決です。クライアント企業から依頼を受け、チームを組んで課題を分析し、解決策を提案・実行していきます。
クライアント企業からの依頼の一例は以下のとおりです。
コンサルファームの仕事例
- コマースメディアのデータ基幹システムの刷新PJ
- 中期経営計画の策定支援
- 基幹システム(ERPなど)刷新・導入構想策定
- M&A後の統合(PMI)支援プロジェクト
依頼される機関は事業会社だけではなく、金融機関や官公庁など多岐にわたります。例えば、官公庁からの依頼としては以下のようなものです。
官公庁からのコンサルティング案件
- スマートシティ構想・実行計画の策定
- 行政のデータ利活用基盤の整備・オープンデータ推進支援
参考までに、コンサルティングファームも色々な種類があり、依頼される仕事内容もそれぞれ異なります。

コンサルティングファームの領域によって、企業のどの課題にアプローチするかが異なります。とはいえ、コンサルの仕事のフローの大枠はそこまで異ならないため、頭に入れておくとよいです。
ポイント
- 案件獲得(提案・契約)
- プロジェクト発足。現状調査と仮説構築
- 分析・解決策の策定と報告
- 実行支援とプロジェクト完了
コンサルへの中途入社がなぜつらいのか
コンサルへの中途入社がつらいと言われる理由として以下の5つが挙げられます。
つらい5つの理由
- 日常的にストレスがかかる環境で働く必要がある
- 論理的思考力や物事を構造的に整理する力が必要とされる
- 労働時間が長く、疲労が蓄積しやすい
- 過去の職場環境とのギャップが大きい
- 周囲の優秀さに圧倒され、自信を失う
それぞれ詳しく解説します。
理由1:日常的にストレスがかかる環境で働く必要がある
コンサル企業に中途入社すると「つらい」と言われる理由の一つは、日常的に高い精神的負荷(ストレス)がかかる環境での勤務が求められる点が挙げられます。
クライアント企業の経営課題を専門的な知見や戦略を提供し、解決に導かなければならないからです。企業は解決に導く「付加価値(無形サービス)」に対して、数千万円から数億円規模の対価を支払います。
ゆえに、コンサルタントに求められる成果物には極めて高い質が求められるのです。質を担保するため、上司やチーム内での厳しいレビューが徹底的かつ厳格に行われます。このように、常に最高水準の成果を求められる環境だからこそ、日常的に高い精神的負荷がかかり、「つらい」と言われやすくなります。
理由2:論理的思考力や物事を構造的に整理する力が必要とされる
論理的思考力やコミュニケーション能力をはじめとする、求められるスキルの水準が高い点も「つらい」と言われる理由の一つです。
コンサルは、企業が抱える課題の本質を見抜き、最適な解決策を導き出すことが求められる仕事です。そのため、論理的思考力や物事を構造的に整理する力が高いレベルで必要とされます。
また、関係者と合意形成を取りながら議論を前に進める力や、課題解決のために主体的に行動をし、プロジェクトを完遂させる実行力も必要不可欠です。
コンサルで求められるスキルセット
- 論理的思考力: 一見すると複雑に絡み合った問題でも、その本質を見抜き、解決までの道筋をロジカルに描き出せる能力。
- 資料作成力: 伝えたいことの要点を的確に捉え、読み手が理解しやすく、納得できるような説得力のある資料を作り上げるスキル。
- 実行力: 自ら目標達成のために何をすべきか考え、実際に行動に移し、結果が出るまで粘り強くやり遂げる力。
- コミュニケーション力: さまざまな立場の人と円滑に意思疎通を図り、意見を調整しながら議論をまとめ、プロジェクトを前に進めていく力。
このように、多面的なスキルを高いレベルで備えている必要があります。課された業務内容が自分のスキルとマッチしていない難易度であったり、周囲の優秀なコンサルタントと比較してしまうと、大きなプレッシャーを抱え込むことになります。その結果、「つらい」と感じてしまうのです。
理由3:労働時間が長く、疲労が蓄積しやすい
労働時間が長くなりがちで、疲労が蓄積しやすいのも、「つらい」と言われる理由として挙げられます。実際、プロジェクトが佳境に入ると、業務負荷が一時的に高まるのは事実です。
例えば、重要な報告会の直前などは、「求められている質の資料ができていない」といった事態によく陥ります。結果、休日返上、さらには深夜遅くまでの作業が発生することがあります。
ポイント
- プロジェクトの山場や納期直前は、時間的な制約が極端に厳しくなる。
- 業務量に対して人員が不足し、一人ひとりの負担が重くなっている。
- プロジェクト途中のトラブル対応で、想定を大幅に超える作業が発生することがある。
- クライアントの期待水準が高く、時間内に収まらないほどの作業量が求められる。
一部のコンサルファームでは、今も休日出勤や深夜残業が常態化しており、心身の健康を損なうリスクがある点に注意が必要です。もちろん業界全体では、労働時間は全体的に減少しており、プロジェクトの合間に休暇を取得してリフレッシュできる優良企業も増えています。
理由4:過去の職場環境とのギャップが大きい
前職の環境と大きく異なるため、価値観や働き方のギャップを感じるのも、「つらい」と言われる理由の一つです。というのも、コンサル業界はほかの業界・業種とはカルチャーが大きく異なります。
コンサル業界のカルチャー
| 項目 | コンサル業界 | 事業会社(一般的な例) |
| 重視する価値観 | 成果主義・ロジカルさ(出した成果と論理性が評価される) | 組織調和・安定性(プロセスや周囲との協調が重視される) |
| 思考様式 | 「あるべき姿」からの逆算思考(理想から今やるべきことを考える) | 「現状の延長」での改善思考(今あるものをどう良くするかを考える) |
| 働き方・スピード感 | 短距離走の集まり(プロジェクト単位で短期間に集中) | マラソン(継続的な業務を中長期的なペースで進める) |
| キャリア観 | 早期成長・スキル習得重視(専門性を高めて市場価値を上げる意識) | 長期雇用・会社への帰属意識(一つの会社で安定的にキャリアを築く意識) |
| 組織風土 | 実力主義・競争的(Up or Out とも言われる環境) | 協調性重視・比較的穏やか(年次や役職に応じた役割が明確) |
担当するクライアントや業務内容がプロジェクト単位で次々と入れ替わる流動性の高さに戸惑う人が多くいます。また、経験が浅い段階でも少人数のチーム体制の中で裁量のある業務と責任を任されるため、プレッシャーを感じやすくなります。
理由5:周囲の優秀さに圧倒され、自信を失う
周りが優秀な人ばかりで、自信を失ってしまい、精神的につらくなってしまうこともあるでしょう。
コンサル業界は、成果が全てであり、徹底した実力主義の環境です。プロジェクト単位の評価が昇進や報酬に明確に反映されるため、常に周囲の優秀な同僚と比較されるプレッシャーの中に身をおかなければなりません。
優秀な人たちの中で評価を得るには、思考力、業務スピード、そして成果の質、全てにおいて極めて高い水準を維持し続けることが求められます。
このように、実力主義が徹底されかつ優秀な人材が集う環境では、水準やスピードに適応できず、「ついていくのが難しく、つらい」と自信を喪失する方も少なくないです。
ただ、裏を返せば、そうしたハイレベルな環境に身を置くことで、自分を飛躍的に成長させられると捉えることもできます。
コンサル転職後につらいと思う人の特徴
コンサルファームに転職した後に「つらい」と感じる人の特徴は、以下の5つが挙げられます。
つらいと感じる人の特徴
- 仕事へのスタンスが受動的
- 自発的に学習しない
- 論理的思考が苦手
- 仕事と私生活の「両立」を最優先する
- 新しいことへの適応性が欠けている
仕事へのスタンスが受動的
コンサルに中途入社して苦労しやすい人の特徴として、仕事へのスタンスが受動的である点が挙げられます。
コンサルの現場で求められるのは、上司からの指示を待つ「作業者」ではなく、自ら仮説を立ててプロジェクトを先に推進する姿勢です。
優秀な人材ほど、経験が浅くてもプロジェクトの全体を動かす推進力を発揮します。そのため、単に指示を待つだけではチームに貢献できず、成果にもつながりづらいです。
自発的に学習しない
コンサルに中途入社して苦労しやすい人の特徴として、自ら進んで新しい知識やスキルを取得しようとしない点も挙げられます。
コンサル業界では、プロジェクトが変わるたびにクライアントや業界に向き合うことがあります。そのため、専門知識や分析手法、最新トレンドなどを常にキャッチアップし続けていくことが重要です。
中途入社であっても、過去の実績や成功体験に固執せず、常にゼロから学びを続けることが不可欠です。学び続ける意欲こそが成果につながるため、業務外での自己研鑽や学習をいとわない姿勢が必要になります。
論理的思考が苦手
コンサルに中途入社して苦労しやすい人の特徴として、論理的思考に苦手意識がある点も挙げられます。
コンサルでは、論理やロジックが業務の土台として成り立っています。課題の特定から提案の内容構成に至るまで、すべての工程・プロセスに一貫した論理が求められます。
そのため、論理的に物事を考えるのが不得手な人は、業務のあらゆる場面で壁にぶつかり、「つらい」と感じやすくなります。
とはいえ、論理的思考は「才能」ではなく「後天的なスキル」です。日々のフィードバックやトレーニングを素直に受け入れれば、確実に向上し、学ぶ姿勢さえあれば十分に克服できるでしょう。
仕事と私生活の「両立」を最優先する
仕事と私生活の「両立」を最優先に考える人も苦労しやすいでしょう。
コンサル業界でも働き方改革が進み、労働時間の短縮などの、ワークライフバランスを改善しようとする動きが活発になってきています。
ただし、プロジェクトの山場には、どうしても長時間労働が必要になるケースがあるのは事実です。このような局面で、かたくなに私生活を優先すると、責任感を疑われ、重要な仕事を任せてもらえなくなる恐れがあります。
加えて、コロナが落ち着いた今、リモートワークを廃止し出社必須にしているコンサルティングファームが増えています。
コンサルに転職した場合、状況に応じてワークライフバランスの優先度を一時的に下げる判断も必要になることを認識しておきましょう。
新しいことへの適応性が欠けている
コンサルに中途入社して苦労しやすい人の特徴として、過去のやり方にこだわり、新しい環境への「適応力に欠ける」点も挙げられます。
コンサルでは、上司やクライアント、ときには後輩からも率直な指摘を受けるのが日常です。過去の立場や経験にこだわり、フィードバックを謙虚に受け止められないと、成長することができません。
さらに、プロジェクト単位で扱う領域が著しく変わるため、日々の新しい知識への学習が必要になります。自分の経験や知識のままでアップデートしないと、急速な環境変化に追随できず、成果を出せなくなります。
コンサルタントとして活躍するためには、素直な姿勢で、過去のやり方に固執せず、日々学び続けることが重要です。
転職してもコンサルで活躍できる人とは?
コンサルファームに転職しても活躍できる人は、以下3タイプが挙げられます。
コンサルファームで活躍する人
- ロジカルに考え、説明することが得意な人
- 変化に強く、自ら動ける人
- 「きつさ」を乗り越え、「成長」を実感するための視点を持っている人
ロジカルに考え、説明することが得意な人
コンサルに転職して活躍しやすいのは、ロジカルに考え、説明することが得意な人です。
コンサルタントには、クライアントの複雑な課題を分解・整理し、論理的な解決策を導き出す力が必須です。情報を体系的に捉え、根拠を明確にして具体的な提案を行う能力が問われます。
優れた直感や豊富な経験を持つ方でも、「思考のプロセス」を客観的に説明し、相手を納得させることに、慣れるまでは時間がかかるケースがあります。
だからこそ、コンサルタントは「正しい答え」を見つけるだけでなく、「なぜ正しいのか」を誰もが納得できるよう「論理的に説明する力」が求められるのです。
変化に強く、自ら動ける人
転職してもコンサルで活躍できる人材の特徴として、「変化に強く、自ら動ける」点も挙げられます。
コンサルの現場は不確実性が高く、予期せぬ事態が日常的に発生します。 そのような状況で、当初の計画に固執せずに、状況の変化を理解し、柔軟に思考や行動をし、計画を修正・適応させることが重要です。
また、コンサルタントの仕事は、受け身ではありません。自ら課題を設定し、解決策を立案・実行する「自ら動く(主体性)」が不可欠です。中途入社して活躍する人材は、主体性を発揮し、期待を超える成果を生み出そうとします。
「きつさ」を乗り越え、「成長」を実感するための視点を持っている人
「きつさ」を乗り越え、「成長」を実感するための視点を持っている人は、コンサルで活躍できます。
コンサル業界のきつさは、見方を変えれば、それだけ凝縮された経験と飛躍的な成長機会が得られることの裏返しです。中途で活躍する人材は、高い負荷をネガティブに受け止めず、自らを高める「バネ」として認識できます。
「きつさ」を「成長実感」に変えることができるマインドセットこそが、プレッシャーのかかる環境でも意欲を高く保ち、成果を出し続けるための原動力となるのです。
まとめ|コンサル転職を成功するには?
本記事では、コンサルへの転職が「つらい」と言われる理由や、コンサルで活躍できる人について解説しました。
もし、コンサルに転職したいと考えているなら、
コンサル転職に特化した「転職エージェント」に相談しましょう。
転職エージェントの中には、コンサル業界専門の担当者(キャリアアドバイザー)が在籍している場合があります。彼らは、個々のファームの特色や詳細な選考プロセスを深く理解していることが多いです。
コンサルティングファームは各社でカラーが大きく異なり、選考にも共通の「必勝法」のようなものが見出しにくいため、独力で対策するのが難しいです。 だからこそ、コンサル領域に精通した担当者に相談することこそが、最も有効な対策になると言えます。
では、どこのエージェントに相談すればいいのか?
結論、人によっておすすめするエージェントは変わってきます。
エージェント選びでお困りの際は、お気軽にご連絡ください。
コンサル特化の転職エージェントで勤務している筆者がご相談を承ります。